ストーリー
人々が亜人種や他種族の侵食に対し、剣と魔法で抗いながら、
城塞都市を中心に生活圏を形成している混沌とした世界。
坑道開拓旅団護衛士イフは、相棒の女性護衛士と共に、
若い女性リーダーが率いる坑道開拓旅団を護衛して、亜人種の蠢く鉱山坑道を切り拓いていく。
坑道開拓旅団が亜人種の坑道を制圧し、そこから簒奪する貴重な鉱石類は、
城塞都市で暮らす上級市民が享受する生活や文化を支えていた。
亜人種や他種族と戦い、その戦いから得られる貴重な資源で城塞都市を守る。
いつかは、その功績で上級市民になる…
それが、この若者の夢。正しい未来。しかし ―――
――― その日は何かが違った。
そして始まる。淘汰。全ての所属が巻き込まれていく、それは大いなる自然のドクトリン。
イフを取り巻く世界は、その姿を大きく変えていく。
城塞都市フェステ
近年魔法科学の発展とともに栄える人類最大の拠点。
人類最高決定機関「元老院」、正規騎士団通称「リッターローデン」の本部等政治や行政、
加えて軍事の要であり、周辺の亜人種やその他種族との争いが絶えない人類にとって、最後の砦ともいえる。
ナチュラルドクトリンの世界の真実
古の伝承により伝えられる、不吉な未知の生物。
どこからともなく群れを成し出現し、動くものであればどんな生物も食い尽くし、どこへともなく消え去る
神出鬼没の恐ろしいクリーチャー。伝承によれば、グリオンの戦闘力は特筆に値し、正面からの1対1では、
小型のグリオンが相手でも、歴戦の戦士が絶望的な戦いを強いられる。その生態は多彩で、捕食した分だけ、
進化・分化するとも言われる。
近年の人類による目撃談は、未だ少ないが、その目撃談が徐々に増えているようだ。
本作の世界に不吉な影を落とすグリオン。様々なバリエーションで登場するその姿形は、一様に他の亜人種や
種族とは一線を画した異様な風貌を持つ。序盤で主人公達が遭遇するグリオンは、小型タイプが中心となるが、
物語が進むにつれ他の種族を圧倒する超大型タイプが次々と主人公達の前に立ちふさがる。
さらに、ゲームの終盤では、人類、そしてこの世界の命運を決する、グリオンと主人公達の最終決戦が
待ち受けているようだ。限りなく増殖・進化し、無限に終わらないとさえ思えるグリオンたちの浸食。
その深奥に潜む存在とは?彼らは何のために現れ何をなすのか?
すべての鍵は自然のドクトリン(原則)に委ねられている。